🌿エニアグラム心理学会 倫理規定・プライバシーポリシー
第1条 基本理念
エニアグラム心理学会(以下「本会」という)は、人のパーソナリティ理解を通じて、自己成長・相互理解・社会的ウェルビーイングを促進することを目的とする。
本会のすべての活動において、人間の尊厳・個人の自律・心理的安全性を最優先し、科学的根拠と倫理的配慮に基づいた実践を行う。
第2条 パーソナリティ情報の扱いに関する原則
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個人尊重の原則
参加者・受講生・クライエント・研究協力者の人格・価値観・文化的背景を尊重し、偏見・差別・レッテル貼りを行わない。 -
診断・分類の慎重な運用
エニアグラム等によるタイプ分類は「人格の理解・成長支援」のためのものであり、
「能力評価」「採用・昇進・選別」等に用いてはならない。 -
同意に基づく活用
個人の心理特性やタイプに関する情報を取得・分析・共有する場合は、
事前に**インフォームド・コンセント(十分な説明と同意)**を得る。 -
心理的安全の確保
自己開示・グループワーク・フィードバックの場では、
他者を評価・批判せず、信頼と尊重を基盤とした環境づくりに努める。
第3条 個人情報・プライバシー保護方針
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取得情報の範囲
本会は、講座申込・アンケート・研究・心理尺度回答などの際に、
必要最小限の個人情報(氏名・連絡先・回答データ等)のみを取得する。 -
利用目的
取得した情報は、以下の目的に限定して利用する。
- 教育・研究・研修・講座運営のため
- 統計的分析や研究発表のため(個人が特定されない形式でのみ)
- サービス・イベント・講座案内等のご連絡のため -
第三者提供の制限
法令に基づく場合を除き、本人の同意なく第三者に個人情報を提供しない。 -
情報管理と安全対策
個人情報は厳重に管理し、不正アクセス・改ざん・漏えいを防ぐための
技術的・組織的安全対策を講じる。 -
開示・訂正・削除
本人からの要請に応じて、合理的な範囲で保有個人情報の確認・訂正・削除を行う。
第4条 研究および教育活動における倫理
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研究倫理の遵守
学術研究に際しては、心理学および人文・社会科学領域における
国際的な倫理基準(日本心理学会倫理規程、APA倫理規範等)を遵守する。 -
研究協力者への配慮
研究への参加は完全に任意であり、いつでも中止・撤回できる権利を保障する。 -
データの匿名化
研究・発表・教育で用いるデータは、すべて匿名化・統計化して取り扱う。
第5条 講師・会員の行動規範
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専門家としての自覚を持ち、自己研鑽・スーパービジョンを継続する。
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個人的価値観・宗教・政治的信条を押し付けない。
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参加者の心理的負担・不利益を最小限に抑える。
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セクシャルハラスメント・パワーハラスメント・差別的言動を厳に慎む。
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倫理的な問題が生じた場合は、学会内「倫理委員会」に速やかに報告・協議する。
第6条 免責事項
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本会の提供する心理テスト・ワークショップ・講座は、
医療・診断・治療行為を目的としたものではない。 -
精神的または身体的な治療が必要な場合は、
医療機関・専門機関への相談を推奨する。
第7条 改定について
本規定は、社会的・法的状況の変化、学術的進展、個人情報保護法改正等に応じて
適宜見直し・改定されるものとする。改定内容は学会Webサイトにて告知する。
制定日:2025年10月21日
改定日:——
エニアグラム心理学会(Enneagram Psychology Society & Association)
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